2021年3月11日
関内アートアカデミー<研究コース>合同展
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石膏デッサンでよく描かれるメディチです。
デッサン時、首の傾きやクリンクリンの頭髪に悩まされる人が多いモチーフですね。
彫りの深いくっきり二重の目も特徴なので、顔を似せようと目ばかり描いてしまいがち
になります。
そんなメディチ本人をご紹介します。
石膏像の人物像・背景を知ると少し描くのが楽しくなります。
本名「ジュリアーノ・デ・メディチ 」(ヌムール公)。
1453年 – 1478年(25歳)
かの有名なミケランジェロ作。
ルネサンス期イタリア・フィレンツェ共和国の政治家であり、銀行の運営も行なっていたそう。
25歳のときに暗殺されてしまいます。
イタリア・フィレンツェ「メディチ家礼拝堂」にある彫刻。
中央がメディチ 左「夜(眠る若い女性)」と右「昼(男性)」
本物のメディチ彫刻は、石膏像(コピー)に比べてかなりシャープで眼光鋭い感じです。
メディチのデッサンをした経験のある方はミケランジェロの天才的な造形がより
印象に残るはずですよ。
メディチ家礼拝堂
開館時間 8時15分~14時
休館日 毎月第1・3・5月曜と第2・4日曜
お昼過ぎに閉まってしまうので、計画をしっかり立てないと見られません。
古い建物なので、どこかしら修復中で見られない場所があります。