2018年8月25日(土)に武蔵野美術大学日本画学部教授の内田あぐり先生による特別講義を開催しました。
残暑の日照りが肌に刺さる日でしたが、それも跳ね返すほどのエネルギーに満ちた講義となりました。
それでは講義の様子をご紹介します。
まず内田先生の作品や制作についての講義が行われました。
先生の学生時代の作品について、住んでいた場所、交流のあった人々など、先生のバックグラウンドが
垣間見られました。なかなか現代の若人が簡単にできる所業ではないなぁと思って聞いていました。
様々な展示方法に挑戦されており、建築との関係性で魅せるという、日本美術がもともと持っていた
要素をさらに現代の形に変え、昇華させていると…とにかく圧巻です。
越後妻有トリエンナーレ’09のモンペ姿も素敵でした。
今回の越後妻有 大地の芸術祭の会期も残りわずかです。
公式HPはこちら▶http://www.echigo-tsumari.jp/
そして実習課題「ムービングドローイング」の様子です。
モデルさんは舞踏家の大竹有煕さんです。
今回は、形なんて気にせず、大竹さんのムービングから感じることを自由に表現してみよう、
という課題でした。自由に奔放に自分の表現をするということは、大人にとってある意味難題
かもしれまんね。
開始から10分ほどは鑑賞の時間で、それから少しずつ手を動かし始めました。
最初は小さい紙にいつものクロッキーを描いていた人も、だんだん表現が自由になり、
さらに持ってきた画材も足りなくなるなど、アトリエの空気も熱を帯びてきました。
大竹さん(モデル)の動きもだんだん大きく迫力を増していき、手を止めて見入る
受講生もいるほどでした。
少し先生が筆を入れるだけで一瞬で作品の雰囲気が変わります。魔法です。
最後に講評会の様子です。
受講生一人ひとりにしっかりと講評をしていただきました。
並べられた作品を見ているうちに、美大時代に戻ったような気分になりました。
内田あぐり先生には、また特別講義などでお越しいただく予定です。
今回体験できたなかった方は、次回ぜひお越しください。
いつのも自分とは別の一面にびっくりすると思います。
内田あぐり先生のこれからの展覧会予定などは先生のウェブサイトをご覧ください。
▶内田あぐり先生WEBSITE
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